電子帳簿保存法その2 ― 2023年12月27日 11:09
「かんたん電子データ管理」を配った友人達から説明書きをアップしてくれとの依頼が
あったので、しばらくは「使い方」を思いつくままアップしようと思います。
私の忘備録兼用です。
〇導入方法
コンセプトが「気軽にツールとして」なので、インストールとかは無しです。
配布した DTS.zip を適当なフォルダに解凍すれば完了です。
例として 「C」ドライブのルートに「DTS」というフォルダを作成しその中に解凍します。
C:\DTS内に「DTS.exe」「DTS_SET.ini」の2個のファイルが作成されます。
次に解凍してできた「DTS.exe」を起動すると「電子データDBを新規に作成します」と
出るので「OK」をクリック。下のような画面が出れば準備完了です。
ここでまず最初にファイルの保存方法についての設定をします。「環境設定」をクリック
すると下記の画面がでます。
「ファイル名に情報を付加」について
1.チェックあり
保存ファイル名の先頭に「伝票日付_金額_相手先_管理番号」を付加します。
これは国税庁のHPに記載されている保存名です。
登録時に「伝票日付・金額・相手先」の記入が必須です。
2.チェックなし
保存ファイル名の先頭に「管理番号_」を付加します。
登録時に「伝票日付」のみ記入が必須です。
最初にこの選択だけはしておいてください。初期値は「チェックあり」です。
〇ファイルの取込
作業の流れとしては「取込」→「登録」となります。とにかくファイルを先にどんどん
取り込んでおいて、後でまとめて登録する流れです。取込の方法としては
1.エクスプローラ等からアプリの画面(フォーム)にドラック&ドロップする。
2.「未処理」フォルダに直接コピーもしくはダウンロードする。
(この例では C:\DTS\Data\未処理 のフォルダになります)
3.ディスクトップにアプリのショートカットを作成して、そのアイコンにドラッグ&
ドロップする。
「取込」をクリックすると下記の「ファイル追加」画面がでます。ここで先に
取り込んでおいたファイルの一覧が表示されていますので、その行をダブルクリック
すると内容が表示されます。ここで表示された伝票の日付や金額、相手先を確認して
先ほどの選択行で右クリックすると、「未処理データの編集」「未処理データの削除」
がでるので「未処理データの編集」を選択します。すると下記の編集画面がでます。

★編集画面の説明★
「登録日」ファイルを登録する日(編集できません)
「発行」他社:自分宛ての伝票
自社:自分が発行した請求書等
「種別」請求書・見積書等の伝票種別
「伝票日」伝票に表記された日時(必須)
「相手先」伝票の相手先名(F1キー)で過去の一覧から選択可能、また一部の入力で
部分一致検索で一覧表示(上記のチェックありなら必須)
「金額」伝票の金額(上記のチェックありなら必須)
「備考」メモ書きです。内容の確認等に記載してください。
「処理者」入力を行った人の氏名
「インボイス」インボイス伝票かどうかの選択
後から内容の編集は可能ですが「必須」となっている項目は入力してください。
(登録時にエラーとなり登録されません)
入力内容を確認したら「設定」をクリックします。
一覧上で入力された内容が反映します。
!注意!ここでの入力は一時的なものであり最終的に登録されないと入力データは
全て破棄されます。(再入力が必要です)
長くなったので今回はここまで。
電子帳簿保存法その3 ― 2023年12月27日 20:03
早く続きをアップしろ!と周りが五月蠅いので、渋々キーボードに向かう私です。
前回は新規登録のデータ編集まで記載しましたので、今回はその登録です。
〇登録実行
データを編集し「設定」を押すと画面のデータ行に編集した内容が表示され、行頭
の管理番号「No」が茶色に表示されます。この「No」を左クリックで選択、
右クリックで選択解除となります。
ここで「登録実行」をクリックすると選択されたデータがリネームされ「保存フォ
ルダ」に移動します。正常に実行されると「XX件取込完了」と表示されます。
移動されたファイルは一覧から消えます。
!注意!「登録実行」を行う前に登録対象のファイルは全て閉じておいて下さい。
ファイルが開いたままだと移動できずにエラーとなります。
ファイル追加画面を閉じて検索画面に戻り、「検索」をクリックすると登録された
データの一覧が表示されます。
これでファイル登録は終了です。次回はメインの検索機能について解説します。
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